1990年代に初めてヨーロッパの地を踏んで以来、その歴史と文化に魅せられ、30年以上にわたり各地を巡って参りました。
街を歩き、その土地の文化や歴史、食やワイン、そして旅先で出会う人々のあたたかさにふれるたび、私の世界は少しずつ広がってきたように思います。
ここでは、近年訪れた国々を中心に、私自身が見て、ふれて、心を動かされたものを、写真とともに少しずつ残していきたいと思います。


2026年 BALTIC STATES バルト三国

数年前に出会った一冊の本をきっかけに、ずっと訪れてみたいと思っていたバルト三国。
2025年に訪れたフランス・ボルドーでは、ヨーロッパのワインとバルト海沿岸の交易の歴史にも関心が広がり、いつか自分の目で見てみたいという思いがいっそう強くなりました。
リトアニアのトラカイ城、ラトビアの中世の面影を残すリガ旧市街、そしてエストニアの美しいタリンの街並み。
異なる歴史と文化を持つ三つの国。実際にその地を歩き、現地の人々とふれあう中で、それぞれの魅力に出会えたことが心に残っています。


2025年 FRANCE - BORDEAUX フランス・ボルドー

ワイナリーを巡り、生産者の方々から直接お話を伺う中で、ワインの背景にある土地や風土にふれることができました。市場では収穫の時期にしか味わえないBourru(発酵途中のブドウ果汁)にも出会いました。
ワインや食、歴史や文化、そしてそこで出会った人々のあたたかさ——そのすべてが、忘れられないボルドーの記憶となりました


2024年 NETHERLANDS オランダ

運河とともに人々の暮らしが息づくオランダ。
ゴッホやレンブラントの名画に圧倒される一方、アンネ・フランクが身を潜めた場所では歴史の重みに言葉を失いました。美しい街の風景の中に、芸術と歴史が静かに息づいていることが心に残っています。


2024年 BELGIUM ベルギー

ピエール・マルコリーニ氏のショコラに魅せられて、もう何十年になるでしょう。
美しい広場や中世の面影を残すブルージュを歩き、ブリュッセルではショコラやワッフル、ムール貝を楽しむ——美食と歴史が溶け合うベルギーは、私の「好き」がたくさん詰まった国です。


2024年 LUXEMBOURG ルクセンブルク

小さな国でありながら、豊かさと品格を感じさせるルクセンブルク。
生産量が少なく、日本ではなかなか出会えないルクセンブルクワインも、この国を訪れてみたかった理由のひとつでした。現地で出会ったクレマン・ド・ルクセンブルクを大切に持ち帰ったことも、忘れられない旅の思い出です。


2023年 PORTUGAL ポルトガル

ポートワインを学びたくて訪れたポルトガル。
けれど、思いがけず私の心を奪ったのは、街のいたるところを彩る美しいアズレージョ(伝統的な装飾タイル)でした。旅は、目的とは違うところに忘れられない出会いを残してくれる——そんなことを改めて感じた国です。
そして、ふらりと入ったレストランで出会ったタコ料理の美味しさも忘れられません♡


2023年SPAIN スペイン

巡礼の終着地、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ。
歴史を刻んだ大聖堂。この日は訪れる人も少なく、あたりは静寂に包まれていました。ヨーロッパの古い街並みや教会を愛する私にとって、その厳かな空気の中で過ごした時間は、今も心に残っています。
巡礼者たちがホタテ貝の印を道しるべに、この地を目指して歩き続ける——その意味に、ほんの少し触れたような気がしました。


🍷BORDEAUX Workshop「フランスのボルドーって、どんなところ?」(2026年6月 福岡・西中州)
🍷秋の鴨川邸 二つの物語(2025年11月 京都・七条)